育休を取得したい。いつ相談するのが良いのだろう。
早く伝えることは大切。
でも混乱を避けるために準備して報告しよう。
奥さんが妊娠したことを、職場に伝えるのはいつか、悩みますよね。
育休取得を考えている場合、取得の意思を伝え、相談となると、タイミングはできるだけ早いほうが良いです。
しかし、早すぎたために、途中で方針変更があったり、希望がブレてしまったりということは避ける必要があります。
できるだけ早く、でも、手戻りなく、と、業務と同じように段取りよく進めていきましょう。
ここで忘れてはならないのは、家庭内の方針合わせをすることです。
それでは、育休取得を伝える順番、について紹介していきます。
家庭内での方針合わせ
夫婦の方針合わせ
まずは、育休をいつから、どの期間取得するかの方針を、夫婦で認識を合わせましょう。
これは、職場で育休の調整を進めたにもかかわらず、いざ夫婦で話したら、考えが違っていた、というのを避けるためです。
育休は、育児の取り組む姿勢だけでなく、家庭の収入にもかかわってくることです。
夫が育児に取り組みたいといっても、妻が、夫は稼いでくれないと困る、と考えていては、ズレが生じてしまいます。
長期間の育休を取得する場合には、上司は人員調整や業務の調整が必要になります。
数か月抜けると職場に言ったのに、後々やっぱり取りません、というのも迷惑になってしまいます。
夫婦での話し合いは、育児の方針にもつながるので、ぜひ早いうちに行いましょう。
実家への報告
夫婦で方針を決めたら、実家への報告です。
妊娠・出産は、夫婦2人だけのことではなく、両家/両親を含めた家族のイベントですね。
この時、先に決めた育休の方針も話せると良いです。
親世代は、男性育児にも馴染みがない世代で、長期間職場を離れて育児に専念することに、難色を示す方もいます。
夫婦のこと、とは言いつつも、実家のサポートは重要ですよね。
自分たちがどのように育児に取り組みたいのかを、しっかりと説明しておくのが良いです。
職場への報告
家庭での方向性を決めたうえで、職場への報告・相談です。
妊娠したこと自体は、先に伝えてあっても問題はないですが、育休取得の考え・相談は、家庭方針を決めてからにしましょう。
上司への報告
いざ、上司への報告・相談です。
育休取得方針のブレや、手戻りの発生は、避ける必要があります。
以下のことを、しっかりと伝えましょう
- 奥さんが妊娠したこと
- 育休取得を考えていること
- 育休の開始時期と期間
事前に、自身の業務についての洗い出しや、育休の制度や会社の制度についての情報を調べておくと、報告・相談もスムーズになります。
この時に準備しておくべきことについては、別記事でも書きたいと思います。
同僚への報告
上司と相談した際に、いつ頃同僚に開示するかを決めておきましょう。
長期で育休を取得する場合は、業務の引継ぎが発生します。
同僚への報告時に、業務引継ぎを説明できるよう、上司と一緒に準備をする期間を作り、報告時期を決めましょう。
引継ぎ業務を一緒にフォローする期間を確保することも忘れずに。
友人への報告
ここはおまけです。
好き好きに伝えればよいかと思います。
ただし、職場の同期や、職場内の友人は注意してください。
本人以外の口から、上司や同僚に情報が伝わることは、お互いに気持ちのいいものではありませんね。
さいごに
育休取得をどのような順序で伝えていくか、を書いてきました。
育休取得の上で大切な、職場への報告は、家庭内の方針を決めてから行うことが、必要です。
できるだけ早く、でも手戻りが発生しないよう、準備をしたうえで報告しましょう。
まずは、家庭内の調整を進めることから始めましょう。